Fr-197 KM-Unlisted グラーツ 本品が特徴的なのは、前のロットと同様、1639年銘の極印に“41“年のオーバーデートを施した痕跡が鮮明に認められる点である。多少の強弱の打印圧力の差はあれ、他の細部の比較により、同一極印の可能性が限りなく高く、本品が贈呈用金打貨である性格を色濃く反映している。370年の時を経て、離れ離れになった金銀貨が異なる運命を辿り、それぞれに使用された後、殆ど同様の状態で再会するというロマン!そして10ダカットとしては最大の直径を誇るこの幅広金貨は,現存数枚と思われる稀少性と共に神聖ローマ帝国製造の10ダカット金貨の横綱と言える風格を併せ持つ,正にクラシック・レアの真髄といえよう! ⓇⓇⓇ
EF+

NGC:https://www.ngccoin.com/certlookup/5905953-001/58/